履歴書の空白期間(ブランク)の説明の仕方の例

履歴書のブランク期間

卒業後、すぐに就職せずフリーター期間がある場合

何度か企業へ応募したり、転職サイトに登録したりする中で、このブランク期間というのは、必ず聞かれる項目だ。

しかも、だいたいはマイナス要因として企業に認識され、書類選考の通過率もかなり悪くなると想像できる。

私の場合は、進学校を卒業後、進学も浪人もせずに4年ほどフリーターをしていたわけだが、企業の面接や転職エージェントからはかなり細かく聞かれたし、明らかに良い印象を持たれていないのがわかった。

しかも、私自身もコンプレックスと感じていたから余計にマイナス評価を決定づけてしまっていた。

よって、問題点は3つ。

1.ブランク期間は仕事をしておらず、やる気や根気がないと思われてしまう

2.ブランク期間は履歴書の見た目が悪いが、他に書きようがない

3.本人もコンプレックスを感じていると上手に説明ができず、結局マイナス評価のまま

 

別紙でその期間に何をしていたか書く

方法としてはこれしかない。

履歴書の職歴欄に細かく、進学しなかった理由や、就職しなかった理由、実際に何をしていたか書くことはできないので、別紙に文章として作成し添付した方が良い。

利点としては2つある。

1.書類選考の通過率を少しでも上げる

2.たとえ面接まで進んでも、面接の主導権は企業にある。必ずしも自分の思うように主張できるとは限らない。主導権をつかむには先手を打つことだ。その方法として、先に文書で説明してしまうのだ。

3.文書をつくることで、自ら過去を振り返り整理して前向きになれる

過去を改ざんしてはいけないが、必ず前向きないい部分があるはずなのだ。現に今は、就職活動をしているわけだから、過去には挫折があったかもしれないが、今はそれを乗り越えているはずなのだ。その成長の過程と前向きな気持ちを伝えてしまえばいいのだ。

そもそも、過去の自分と現在の自分が同じということはあり得ない。過去のブランク期間だけで、今の自分が評価されてしまうなんて、おかしな話だ。

 

それでも過去にこだわる企業は相手にするな

だが、そういう企業は多い。企業はいい人材が欲しい。だから、少しでも悪い部分があれば採用したくないのだ。採用担当者からすると、採用した人材がすぐ辞めてしまったりしたら困るのだ。そんなブランク期間のある人間を採用するから悪いんだと、今度は担当者自身が会社から責められてしまうからだ

それを防ぐためにも、2.で説明した通り、先に説明してしまおう。それでも企業によってはブランク期間を気にして、意地悪な質問をしてくる場合もあるだろうが、その場合はむしろそんな企業に入社する必要はない。

過去の問題ばかりを気にして、現在を見ない、未来の可能性も考えない企業にこそ明日はない。私の場合で言えば、フリーターをしていた期間というのは、20年も前の話だ。だが、企業やエージェントは事細かに聞いてくる。まるで私が20年間何の成長もしていないかのように。そんな人間はいないはずである。そんなこともわからない企業は相手にするだけ無駄である。

 

実際に私が作った文章

私の経歴で問題だったのは、進学校卒業後に進学も浪人もしていないことと、履歴書に書けない4年間のフリーター期間だ。

これだけ見れば、明らかに印象が悪い。

しかし、そこには理由があるし、フリーターからその後正社員として約15年勤めている。それを良く振り返って以下のような文章を作った。

履歴書別添

北住 大輔

◆高校卒業後から就職までの経緯

進路に悩み過ぎて結局決められずに、いわゆるフリーターとして過ごしました。

 

  • 高校時代の挫折

高校時代は多感な時期でしたので進路についてとても悩みました。当時はゲームが好きでしたので、ゲームクリエイターになりたいと思っていました。一番の近道は専門学校に通うことでしたが、そもそも高校は進学校でしたので、大学進学以外の選択肢がありませんでした。親や先生はもちろん専門学校への進学は反対し大学進学を勧めましたが、当時既に文系を選んでしまっていた私にはゲーム創作やプログラミングに近い勉強ができる理系の大学への進学は現実問題ほぼ不可能でした。結局、どこかへ進学したとしても大学で学んだことと全く違う分野(ゲーム)の仕事に就くなら、進学の意味はないと思うようになりました。

それと同時に「ゲーム」が社会の何の役に立つのかということでも悩み、社会貢献の意味についても悩んでいました。それに加えて親や先生に進路を反対されたことで私の自信や意志は崩れてしまい、進学も夢もあきらめてしまいました。

 

  • 卒業後の生活と自信の回復

卒業後は、親戚や親の勧めで自動車の免許を取得し、落ちましたが公務員試験を受験し、半年ほど測量のアルバイトをしました。仕事を通した社会貢献で徐々に自信を回復していきましたが、測量は公共事業のため春先になると仕事がほとんどなくなったため、今度は自分の意志で以前の夢に近いゲームセンターでのアルバイトを始めました。

ゲームセンターは3年ほど勤め、その間にITの国家資格である「基本情報技術者」も取得しましたが、高校時代の友人たちが就職を決めていく中で私も再び将来について悩みました。そんな時に好意を抱いていた女性が、男性は正社員でないと駄目だと言っていたことから就職を決意しました。

夢と現実のはざまで私が選んだ仕事は建設業の事務・経理でした。衣食住に関る仕事なら社会貢献を実感として感じることができ、事務・経理はITの資格が一番活かしやすいと思ったからです。

 

  • 履歴書の空白期間の意義

履歴書では卒業から就業までの4年と半年の空白期間は何もしていないと誤解されやすく、やる気がない、何事も続かないと評価されやすいのですが、実際は上記の通り未熟な精神状態から成長を遂げて就職し、その後15年弱、一つの会社に勤めましたので現在は決して未熟ではなく、根気や気力がないわけでもございません。自らの意志で行動して成長し、決めたことをやり通す精神力の強さを獲得しました。

 

 

これでだいたいA4用紙一枚に収まる。

ポイントとしては、本当は夢があったのだが、自身の未熟ゆえにできなかったという挫折。でも、そこから少しずつ成長している自分をアピール。夢があったことも、叶ってはいないが、少しずる形を変えて現在の自分につながって成長しているように感じられるようになっている。

コツは正直に書いてみることだ。そして、少しでも前向きな部分を強調すること。正直、自分でも書いていて驚いたほどだ。本当の自分を見つけた思いがした。

過去は乗り越えられるのだ。

 

それでも企業に認められない時

こう書いてみたり、説明したとしても、企業からすれば同情はするけれどマイナス評価にかわりはないとなるケースも当然あります。むしろその方が多いでしょう。

あとは、口でいろいろ説明しても無駄なので、実際に仕事をして証明してみせる、やらせてほしいという熱意が重要になってくる。

 

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キタズミ!

うつ病手前になって退職したり、会社から損害賠償求められたり、逆に精神的苦痛に対する慰謝料を請求したり、アパートの退去で高額の原状回復費用を求められたり、円錐角膜という病気になったり、そんな人生をブログにしてます。 現在は仕事を探している。 長野市で開催されるコンセプトカフェイベント「ルドロウキャッスル」を応援しています。