「老後親子破産」を読んだが、案外不幸ではないと感じた

老後親子破産

『老後親子破産』NHKスペシャル取材班

だいぶ前に読んだ本なのであまり内容は覚えていないが、しかしずっと思っていたことなので書こうと思います。

本書の概要

元々はNHKスペシャルで放送されたものを本にまとめたものです。放送当時から相当な反響があったようで、本も売れたようです。

タイトルが示す通り、親子共々破産したり、老々介護で孤独死を迎えてしまうなど、衝撃的な事実の数々が詳しくレポートされいます。

実家の両親が健在なら、ぜひ今のうちに読んで知っておいた方が良いです。こうなることの覚悟をするためにも。

これを読んで不幸と思うか

普通の人は不幸だと感じるでしょう。目次を読むだけで絶望的な語句が並びます。

働きたくても仕事がない、抜け出せない非正規労働、介護離職10万人時代、年金だけで暮らせない、病院に行くお金が残らない、行き渡らない見守りの目、いつまでも続くと思ってきた中流家庭の暮らし、誰にも気づかれないまま亡くなった親子、SOSを出せない悲劇

これらのフレーズに少しでも興味を引かれるのならこの本を読むべきです。もはや他人ごとではなく、誰にでも起こり得る時代なのです。

唯一の救い

読んでいて思ったのは、この本の中のケースでは親子の仲がみんな良かったことです。親子だから当然と思うかもしれませんが、その点については不幸とは呼べない、むしろ幸福であると思いました。

そして、ずっと最後まで死ぬまで一緒にいられるのです。これは幸福です。怒られそうですが、親子共々、誰にも気づかれず亡くなったケースでは、結果亡くなりましたが、生きている間は幸せだったと思います。

いったい今の時代に、親子仲良く、お互いどちらかが死ぬまで一緒にいられる家族はどのくらいいるのでしょう?

現代の不幸

もっと行政支援があれば、死なずにすんだ。計画的なお金の蓄えがあれば親子破産は防げたなどの意見もあると思いますが、しかしそうであっても幸せとは限りません。

行政支援があって、お金もたくさん持っていたら、親子は一緒に居られないことが多いのではないでしょうか。

親子別居が当たり前の時代です。二世帯住宅でも親世帯・子世帯の交流がない家庭も多くあります。

年老いた両親の面倒を見ると言っても、入院させたり、施設に入れるくらいで、毎日・毎週様子を見に行くでもなく、せいぜい1ヶ月に一度くらいでしょう。

それが本当に幸せと言えるでしょうか。

では、一日中付き添って介護して、面倒を看ろと言っているわけではありません。

大切なのは家族の絆です。

嫌々、介護や面倒を看るのなら意味はありません。どうしても嫌でお金があれば施設に入れてしまえばいいでしょう。それでも家族の絆が繋がっていれば。

なにはともあれ、家族が一番大切でありたい

切っても切れないのが親子の縁です。この関係を拠り所に生きるのが一番いいです。

たとえ、老後親子破産してしまっても、家族一緒ならそれが一番いいはずです。

家族の絆、親子の縁は、まだ自分である程度、良くも悪くも変えることができます。

「破産」は自分の力ではどうしようないことが大きすぎます。特に老後においては。

何が一番悪いのか

あえて、答えを出すとすれば、こんな世の中が一番悪いのです。

もっと言ってしまえば、こんな世の中を作った戦後から今に続く自民党政治がいけないわけです。

しかし、これは一般市民ではどうしようもありません。せいぜい、投票権を行使するぐらいしか出来ません。

だから、こんな不幸な世の中をあきらめて、一番信頼できる決して切れない親子の仲を大事に、家族を大事に生きていくしかないのです。

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キタズミ!

うつ病手前になって退職したり、会社から損害賠償求められたり、逆に精神的苦痛に対する慰謝料を請求したり、アパートの退去で高額の原状回復費用を求められたり、円錐角膜という病気になったり、そんな人生をブログにしてます。 現在は仕事を探している。 長野市で開催されるコンセプトカフェイベント「ルドロウキャッスル」を応援しています。