眼鏡で矯正できなくてもコンタクトなら矯正できる場合がある
円錐角膜と診断されて、大学附属病院を紹介された私の2回目の受診です。
前回の話はコチラ
左目が眼鏡だと、どう矯正しても0.1にもならない状態。
右目は眼鏡でなんとか矯正できるレベルです。(裸眼0.2)
今回の診察内容
再度検査
眼球の形を測る機械でしょうか。前回も行いましたが、今回も両目とも行いました。左目は円錐角膜の症状が進んでいるめ、据え置き型の装置では測れず、携帯型の計測装置で計測されました。
コンタクトレンズのフィッティング
フィッティング
先の検査から待つこと3時間弱。どうやら私の前に重症患者がいらしたようです。
やっと呼ばれて、レンズメーカー(株式会社サン コンタクトレンズ様)によるサンプルレンズ装用によるフィッティングと視力検査。
ハードコンタクトをつけるのは10年ぶりくらいだ。当時初めて装用したときはあまりの傷みに涙が止まらなかったが、経験済みの今回、涙こそ始め大量に出たもののすぐ落ち着いた。
チクチク感はどうしてもあるが、ハードコンタクト特有のものなのでやむなし。
装用して待つこと10分後。異物感は気になるものの視界は良好。
視力検査
気になる視力検査は、重症と思われた左目も視力0.9という結果。右目も同様。
ここまでクリアな視界は久しぶり、というかかつて感じたことないほどだ(視力の良かった子ども時代を思い出せないだけだが)。
ジーンズのしわが鮮明に見えるし、手のひらのしわもはっきり見えることに驚いた。
人の顔もはっきりわかる。肌荒れとか、ほほの色味、しわ、しみ…見えなくていいものも見えてしまう。
今まで、雨天の夜道での運転はかなり怖かったが、これなら大丈夫そうだ。
そして、視力矯正が可能であることを確認したうえで次は先生の診察だ。
診察
レンズを装用したまま診察だ。
視力が出ているので、大きな問題なく終わった。
診察の結果、もうワンサイズ、フラットなレンズで処方するような話が先生とメーカーでされていた。
これで、コンタクトレンズを購入して、次の診察ではそのレンズのフィッティングの確認と装用指導とのことだ。
もし、その時購入したレンズが合わなかったらどうするんだろう?聞きそびれた。
診察終わり
レンズを外してもらい、メーカーから説明を受ける。
コンタクトレンズは健康保険適用外?
レンズは1枚税抜き21,000円とのことだった。健康保険は使えないのかと聞いてみたら、「私は答えられる立場ではない」とのこと。よく聞いても分からなかったが、市町村でも対応が違う場合もあるそうだ。しかし、基本的には全額自己負担なのだろう。
特殊なコンタクトレンズなの?
今回試着したレンズも、これから処方されるレンズも、レンズ自体は普通のハードコンタクトレンズのようだ。
症状によっては、それ専用のレンズもあるらしい。
しかし、眼鏡ではダメで、ハードコンタクトなら視力が出るというのも不思議な話だ。ハードコンタクトで角膜の変形を押さえるという理屈は分かるけど不思議だね。
ともかく、私の左目は症状がひどいのかと思いきや、まだまだ軽い方のようだ。
届いたコンタクトレンズはすぐ使っていい?
購入したコンタクトレンズは代引きで配送されるとのこと。次の診察まで1か月先だけどその前に使っていいか尋ねたが、答えはNOだった。ちゃんとそれをつけて検査して、装用指導してからとのこと。
私は、ソフトもハードもコンタクトは経験あるが、もう忘れてしまったし、従うしかないようだ。
円錐角膜の症状の考察
私の円錐角膜の症状はまだ軽い方のようだ。
普通のハードコンタクトレンズで矯正できるレベルなのだ。
しかも、年齢的にこれ以上進行する心配はほとんどない(38歳です)。
通常10代で発症、30代で進行が止まるのであれば、そういうことなのだろう。
しかし、ネットなどを調べると、全く視力が出ずに症状が進行して角膜移植をしたケースも散見される。
仕事でも苦労している様子も多数掲載されている。
どうやら、円錐角膜という病気は、進行の程度と症状の重さにかなりの個人差があるようだ。
ウィキペディアを読んでも病気の原因がよくわかっていない点、罹患率にもかなり地域・診察者によって変わり得ることが記載されており、そう考えると少し納得できる。
なんにしても、眼が見えないのは大変不便だ。脳は外からの情報の90%を眼から得ているとも聞いたことがあるので、いずれにせよ、医者と相談して早めに対策をとった方がよいのだろう。
この後のお話↓
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