こだわりすぎず、考えすぎず
生きていれば悩みにぶつかる。そして、前に進めなくなってしまう。うじうじ悩まない心の持ち方を書き残しておく。
なぜ人は悩むのか
こだわりや常識が自分を縛る
人の決断を邪魔する3つの要素「常識」、「他人」、「損得」があるからだ。そういったものから、あれやこれやと余計なことを考えてしまい悩む。それでも解決しようとがんばるから疲れるはててしまい、悩みのドツボにハマる。
そして、マイナス要因ばかり考えはじめ、失敗した時はそのせいにする。悩むということは、失敗しても仕方ないと思える理由を探す行為であると言える。実は生産性が全くない。
自分のやりたいようにやればよい
結局、悩みすぎて何が正しいのか分からなくなる。「他人」からどう見られるか気になるし、「他人」の意見や忠告が決断を邪魔するからだ。また、アドラー心理学によれば、すべての悩みは人間関係の悩みであると言われている。自分以外の「他人」との関係が問題になることが多い。
解決方法としては、他人のことはほっとくしかない。何かをしたいが悩んでいる時などは、他人は関係ない。他人との関係で悩んでいるならば、自分が変わるしかない。自分が変われば他人も変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。他人のことをどうこう考えるよりは、自分のことを考えた方が良い。
常識を捨てろ
常識を捨てるということは、こだわりを捨てることである。常識にこだわっていては悩みは消えない。こういうと、常識は尊重されるべきだし、法やルールは守るべきだと言われるが、常識や法、ルールには強制力はない。気にする必要はない。
法で考えてみよう。極端な例になるが、犯罪をしてはいけないと常識のように言われるが、法律は犯罪をしてはいけないとは書かれていない。刑法では犯罪を犯した場合には刑罰があるということだけが書かれている。良い悪いの問題ではないのだ。必要なのは自らの覚悟とその行為に責任が持てるかどうかだ。常識や法、ルールにこだわりすぎてはいけない。犯罪を推奨するわけでもない。ただ、自らの覚悟と責任についてのみ考えてほしいのだ。
損得にこだわりすぎない
未来のことはわからない。何が起きても良いではないか。損をしたくないのは分かるが、得をする保証もない。考えるすぎは良くない。ある程度のリスクは想定して、対策なり決断をする必要はあるが、死ぬようなリスクのある決断はまず誰もしないだろう。失敗しても死ぬことはない。
まとめ
・他人のことはほっとく
・常識にこだわらない
・損得にこだわりすぎない
・余計なことを考えすぎない
・がんばりすぎない
箇条書き気にすると簡単だが、悩んでいる時は視野が極端に狭くなっているので、こういったことに気づかない。もしくは気づいていても自分で思っている程深く考えていないし、思考を広げようともしていない。
視野を広げよう
視野を広くするのに、一番いいのはもっと大きなくくりで考えることだ。例えば仕事での悩みなら、他の会社だったらどうなのか、一流企業ならどうなのか、グローバル企業ならどうなのか、世界ではどうなのか。そこまで考えなければ最善の答えは見つからない。狭い自分の世界にこだわっている間は答えは見つからないものだ。
だから、いろんな人の意見を聞くのも参考になる。できれば自分と全く関係ない人が良い。そして、外の世界に目を向けることだ。実際に出かけてしまった方がさらに良い。そのように行動するしか解決の道はない。
目的と手段を取り違えない
視野を広げることで、今ある悩みについて目的と手段を取り違えている可能性にも気づくことができる。例えば、就職することが目的だがうまくいかないという悩みがあったとしても、就職することは実は本当の目的ではない。幸せになることが最大の目的であるはずだ。そうすると就職は幸せになるための手段の一つであることがわかる。就職ができないからと言って悩んでも意味がないのだ。人生の最終目標は就職ではない。そうすると、悩むポイントがずれていることに気づけるだろう。今やるべき本当のことが見えるはずだ。
参考文献
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